★病歴・治療歴
2007年(平成19年) 51歳
6月26日 手術 8:45~17:50
子宮筋腫の手術の予定。しかし、限りなくグレーゾーンということで子宮と卵巣も切除。病理結果は平滑筋肉腫だった。
20㎝大の腫瘍。腹膜・ダグラス窩に転移あり
輸血12800~15800CC(先生によってまちまちだった)
手術前の自己採血は1400CC(普通の患者さんは700CC)
この時、主治医が急遽手術時間を午後の予定から、朝一番に変更して下さったことで、なくしていたかもしれない命を救われることになった。主治医の優れた危機回避能力と手腕が間違いなく私を生かしてくださったと思う。
この日、朝一番の手術だったのが幸いして、主治医は川崎中の血液センターから+A抗体の血液を集めることができ、しかも手の空いている先生方が協力して、輸血の袋から絞って私の血管に入れて下さったと聞いている。それくらいの大量出血をしたとのこと。
ICUで目が覚めたら、体中の血管に管が挿入されていて、人工呼吸のため声も出せず、目だけが唯一自由に動かせたので、家族との会話は目をぱちぱちさせてyesかnoで意思疎通をした。手術中に家族を呼び寄せるように言われて、妹達が鹿児島より上京。
麻酔の先生が、顔面が血の気を失って、土色になっていくのを見て、「私のこの腕の中でこの患者さんは死ぬんだと思った。本当に助かって良かった」と、号泣して話してくださった。
しかし、この時主治医から、生存できるのは2年くらいと言われる。好きなことをして生きるようにと優しく言って頂く。
7月12日 退院
9月 7日 高橋先生に腫瘍の解析を依頼
11月より BCG樹状細胞療法開始
2008年(平成20年)
1月25日 PET-CT検査 1.5㎝×1.5㎝ 再発
・・・・・・・・・・・・術後7ヶ月で再発
9月 3日 大学病院にて MRI検査。
10月 2日 2㎝×3㎝ 痛みも出てきたので、手術してくださることになる。
28日 再発手術 手術時間8時間
小腸と大腸の間に4㎝大の腫瘍あり。
1.S状結腸切除
2.小腸切除
3.腹腔内の腫瘍らしきものも切除
2009年(平成21年)53歳
4月28日 PET-CT検査・・・・・18.4㎜ 再々発
腫瘍は合計3個
6ヶ月で再々発。
5月 9日 キュアサルコーマセミナーインkyoto
高橋先生に四ッ谷キューブで撮ったPET-CTの画像を診て頂く。
先生は3つのうちの1個だけが肉腫ではないかと診断!
複数個だと手術できないため、これは大変大事な診断だった。
7月 7日 再々発手術 13:00~16:00頃まで
2.5㎝×1㎝ 膀胱の上にかさなるように2個あった。
肉腫は2個。そのほかの2個は石灰化したものだった。
恥骨を少し薄く削るが問題はないとのこと。
14日 血栓予防の注射終了。しかし、胃がきりきり痛む。
15日 感染症。CRP(炎症値) 9.2 (通常は0.3)
18日 退院
31日 感染症にて再入院
8月12日 退院
10月22日 PET-CT おへその右に12㎜が1個 3ヶ月で再々再発
12月 1日 再々再発手術 おへその右側 腸間膜に1個 19㎜
12月 6日 退院
その後、2014年 3月までNED 再発なし。
2014年 3月24日 PET-CT検査 再発の疑いあり。
4月 3日 造影CTにて回腸に2㎝弱。再発
4月12日 高橋先生受診。間違いなく再発との診断
4月22日 再々再再発手術 5回目の手術
13:00~15:30
小腸とS状結腸が癒着している間にあったので両腸を切除して縫合
全体的に癒着がひどく、手術は2時間かかったが、手術自体は短く、癒着の処理に手間取った。
今回は腸閉塞が恐いとのことで、漢方とマグミットを処方される。
以上