大鵬薬品工業は9月28日、抗がん剤「ヨンデリス点滴静注用0.25mg」「同1mg」(一般名=トラベクテジン)の製造販売承認を取得したと発表した。効能・効果は「悪性軟部腫瘍」。診療ガイドラインによると悪性軟部腫瘍の標準治療はドキソルビシンで、ヨンデリスは2次治療の位置付けになる。薬価収載後に発売する予定。
ヨンデリスはDNAに結合し、細胞分裂、遺伝子転写、DNA修復機構を妨げて効果を示す。もともとはカリブ海産のホヤから単離された天然物由来の物質で、現在では合成法が確立している。大鵬薬品はスペインのファーママー社からヨンデリスを導入し、国内での開発・販売権を取得していた。
http://www.taiho.co.jp/corporation/news/2015/20150928.html
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