パゾパニブが小児および成人の軟部肉腫に有望

[米国国立がん研究所(NCI)ブログ〜がん研究の動向〜 2020年10月6日]


進行した軟部肉腫の患者の大半に行なう標準治療には、腫瘍切除手術の前に行なう放射線治療と、場合によっては化学療法がある。その目的は手術前に腫瘍を可能な限り多く死滅させることであり、これにより外科医は腫瘍の全部または大部分を安全に切除することができ、原発腫瘍から抜け出た可能性のあるがん細胞を殺すこともできる。

今回、ある臨床試験の初期結果から、進行した軟部肉腫の小児および成人に対して、化学療法と放射線治療に分子標的薬パゾパニブ(ヴォトリエント)を追加することが安全であり、手術前に腫瘍の大部分が死滅する可能性を高めることがわかった。

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https://www.cancerit.jp/67105.html