ハラヴェンの「皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑」など周知
厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課は3月15日、医薬品・医療機器等安全性情報・第331号をまとめた。エリブリンメシル酸塩(エーザイ「ハラヴェン」)の「重大な副作用」の項に、「皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑」を追記したことを周知した。
同剤は直近約3年9ヶ月の間に、因果関係が否定できない副作用報告が、皮膚粘膜眼症候群で2例(死亡例なし)あった。推定使用患者数は約8000人。60代女性の症例では、1回目投与後、ざ瘡様皮疹が現れ、投与中止7日後に体幹部、両脇窩の発疹があり、「皮膚粘膜眼症候群に矛盾ない所見」とされた。中止12日後には同症状は軽快した。多形紅斑の副作用報告は0例だが、海外報告などに基づき同症状を追記した。
エソメプラゾールマグネシウム水和物(アストラゼネガ「ネキシウム」)の「横紋筋融解症」もあらためて周知。同剤と同症状の因果関係が否定できない症例が6例(死亡例なし)あったことを受け、使用上の注意が改定された。
このほかエンテカビル水和物(ブリストル・マイヤーズ「バラクルード」)の「肝機能障害」、メチルフェニデート塩酸塩(ノバルティス ファーマ「リタリン」、ヤンセンファーマ「コンサータ」)の「肝不全、肝機能障害」も使用上の注意の改訂内容を再度周知した。
同剤は直近約3年9ヶ月の間に、因果関係が否定できない副作用報告が、皮膚粘膜眼症候群で2例(死亡例なし)あった。推定使用患者数は約8000人。60代女性の症例では、1回目投与後、ざ瘡様皮疹が現れ、投与中止7日後に体幹部、両脇窩の発疹があり、「皮膚粘膜眼症候群に矛盾ない所見」とされた。中止12日後には同症状は軽快した。多形紅斑の副作用報告は0例だが、海外報告などに基づき同症状を追記した。
エソメプラゾールマグネシウム水和物(アストラゼネガ「ネキシウム」)の「横紋筋融解症」もあらためて周知。同剤と同症状の因果関係が否定できない症例が6例(死亡例なし)あったことを受け、使用上の注意が改定された。
このほかエンテカビル水和物(ブリストル・マイヤーズ「バラクルード」)の「肝機能障害」、メチルフェニデート塩酸塩(ノバルティス ファーマ「リタリン」、ヤンセンファーマ「コンサータ」)の「肝不全、肝機能障害」も使用上の注意の改訂内容を再度周知した。
エリブリン(ハラヴェン)が悪性軟部腫瘍に対して保険適用に
エーザイ株式会社は、2016年2月29日、抗がん剤「ハラヴェン®」 (一般名 エリブリンメシル酸塩)について、日本において新たに「悪性軟部腫瘍」の効能・効果の承認を取得しました。「ハラヴェン」は、進行または再発の悪性軟部腫瘍(脂肪肉腫または平滑筋肉腫)を対象とした臨床第Ⅲ相試験において、全生存期間の有意な延長を示した唯一の薬剤です。
https://www.eisai.co.jp/news/news201610.html
https://www.eisai.co.jp/news/news201610.html
第3回通常総会開催
特定非営利活動法人キュアサルコーマの第3回通常総会を、下記のとおり開催いたします。
(内容は順番含め変更となる可能性があります。)
記
日時:平成28年3月6日(日) 13:00-16:00 (懇親会16:30~18:30予定)
場所:東京都千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター 地下講堂
内容(予定):
第一部:セミナー「成人軟部肉腫治療の最前線~患者の体験談から学ぶ~」
1.成人軟部肉腫治療の最前線(13:00~14:00)
2.患者による成人軟部肉腫治療の体験談(14:00~15:30)
化学療法(パゾパニブ・ヨンデリス・エリブリン)・重粒子治療・凍結療法の体験談
第二部:総会(15:30~16:00)
第1号議案 平成28年度 事業計画書 について
第2号議案 平成28年度 活動予算書 について
第3号議案 第2期役員の選任について
※質疑・休憩など適宜はさみます。
出欠:
会員へは上記議案とともに出欠通知書兼書面表決書を2/13メール・2/28迄の返送を依頼予定
その他:
オブザーバー(非会員で表決権なし)参加ご希望の方は、以下の連絡先まで氏名・住所をメール
のうえ、お越しください。
また、当日16:30から会場近隣にて懇親会を予定しております。会員その他の方で参加ご希望の
方は、2/28までに、同じく以下の連絡先へメールください。
(Sarcoma.net会員の方は、同net内にて懇親会参加受付いたします。)
連絡先:キュアサルコーマ事務局 メールアドレス support10@curesarcoma.jp
小児がんや骨軟部の腫瘍に保険適用 粒子線治療、4月から
厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会は20日、がん粒子線治療のうち小児がんの陽子線治療と、手術が難しく骨や筋肉などにできる骨軟部腫瘍の重粒子線治療に公的医療保険を適用すると決めた。交通事故などで髄液が漏れて頭痛が起きる症状の治療法「ブラッドパッチ」も適用を認めた。いずれも4月から実施。
粒子線治療は、水素の原子核である陽子などを加速させた粒子線を照射し、がん細胞をたたく方法。先進医療に指定され、関連して必要な検査代や入院費だけに保険が適用されていた。自費だと300万円前後かかり、保険適用で患者の負担は軽くなる。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000109281.pdf
粒子線治療は、水素の原子核である陽子などを加速させた粒子線を照射し、がん細胞をたたく方法。先進医療に指定され、関連して必要な検査代や入院費だけに保険が適用されていた。自費だと300万円前後かかり、保険適用で患者の負担は軽くなる。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000109281.pdf