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「ハラヴェン」、国際P3試験で奏効期間延長を確認

エーザイは1日、自社創製の抗がん剤「ハラヴェン」について、進行または再発の悪性軟部肉腫を対象とした臨床第3相試験(309試験)のうち、奏効期間の解析結果などが7月末に神戸市で開かれた日本臨床腫瘍学会で報告されたと発表した。
 309試験ではダカルバジンを対照薬としてハラヴェンの有効性、安全性を評価。奏効期間の解析は、平滑筋肉腫または脂肪肉腫を対象に行われた。奏効期間(中央値)はダカルバジン投与群で4.2ヶ月だったのに対し、ハラヴェン群では12.5ヶ月となり、有意な延長が見られた。
 また、脂肪肉腫症例を対象に、脱分化型脂肪肉腫と粘液・円形細胞型混合脂肪肉腫、多形型脂肪肉腫の3つに亜種分類して全生存期間(OS)を追加解析した結果では、ハラヴェン群でOSの延長傾向を認めたという。

軟部肉腫患者アンケート報告

2016年7月13日~25日まで実施したアンケートを集計しました。
四肢軟部肉腫患者さん主体の国立がん研究センター内の肉腫(サルコーマ)の会たんぽぽにも一部アンケートに参加していただきました。(10名弱)
また、GIST患者家族の会、GISTERSにもお願いし、同内容のアンケートを実施していただきました。
それらのデータを集計し、まとめたものを8月3日の四肢軟部肉腫ワーキンググループで発表いたします。
ご協力いただいた方々、たんぽぽ、GISTERSの両患者会の方たちに感謝いたします。

軟部肉腫患者アンケート報告20160803

日本肉腫学会理事長の高橋先生が塩崎厚生労働大臣を訪問

2016年8月1日
一般社団法人日本肉腫学会理事長の高橋克仁先生(大阪府立成人病センター部長)が厚生労働省に塩崎恭久大臣を訪問し、日本肉腫学会の設立の経緯とゲノム解析などの今後の活動について説明しました。
合わせて、希少がんである肉腫の診療体制の確立とゲノム解析研究の促進に一層のご支援をお願いしました。
資料20160801